Jr.ブランドの確立とその先へ〜デビューを目指すということ
あの、ここ最近のJr.のお仕事とてつもない怒涛の勢いじゃないですか……?
クイズにドッキリ、大型特番を始めとするおびただしい数のバライティ番組に、情報番組等のレギュラー、CM、連ドラなど地上波での露出の増加。そしてTVに限らず、Jr.東京ドーム公演、単独地方公演や、外部舞台への出演、主演舞台、先輩から受け継いだ伝統舞台の座長、Jr.専門ショップの開店、バーチャルへの進出、海外アーティストとのコラボなどなど。
あげてもあげてもきりがないほど、Jr.を取り囲む世界が目まぐるしく回っていて、
彼らの地道な努力が実を結んできているという実感と、本人たちの実力を見出す運営側の改革が顕著に現れてて嬉しい反面
もしかしたらデビューが遠のいているのではないか、果たして彼らをデビューさせる気はあるのだろうか…………、
そんなもやもやっとした気持ちがどこかにあって、
私の中で、そんなどこか複雑でアンビバレントな感情が交錯してるんです。
ということで、そんな気持ちを払拭するためにも
「Jr.ブランド」について改めて考えてみました。
はじめに
すでにこの題材については多くの方々が考察をなさっているとは思いますが、私の言葉で、自分自身の備忘録として、今思うことを書き連ねていきます。
今回は中でもJr.ブランドの象徴とも言える、SixTONES、Snow Man、Travis Japan及びなにわ男子をイメージして進めていきます。また、当方トラジャ担であり視点に偏りが生じてしまうことがありますので、ご了承ください🙇♀️🙇♀️
そして、少しマイナスなお話が続きますので嫌だなぁって方がいらっしゃるとは思いますが、こんな考えの人もいるんだなぁくらいに聞き流していただけると嬉しいです。
露出の増加に関して、もちろん嬉しくないわけありません。むしろ飛び上がるほど嬉しくて、めちゃくちゃに幸せで、家中叫びながら走り回って、泣いて喜んで、まじすごいよキミたちすごすぎるよって、ほんとに、
お゛め゛て゛と゛お゛お゛お゛お゛お゛😭😭😭😭😭
って感じなんです。
ジャニーズアイランド社が発足してからというもの、上昇傾向にあったJr.界隈がより一層勢いを増して、彼らの努力と実力が確実にお仕事に結びつくようになって。
だからこそ、
Jr.ブランドの確立のその先について、一歩引いた俯瞰的な視点でちょっとだけ首をつっこんでみた次第です。
CDデビュー以外の道へ進んだ方々
本題とは逸れますが…………、
Jr.卒業の扱いは、基本的には「CDデビュー」あるいは「退所」の2択だと認識されていることが多いですが、CDデビューをせずともJr.を卒業した方々もいるわけで。例を挙げると、
2017年秋に関西ジャニーズJr.を卒業。2018年3月13日ジャニーズ事務所公式ホームページに単独ページが作成される。(Wikipediaより)
30歳を境に関ジュを卒業し、その後は俳優業に専念。多数の外部舞台や連続ドラマにも出演、2019年4月からは「らじらー!サタデー」9時台のパーソナリティもなにわ男子とともに務めるなど、関西Jr.の兄貴的存在としても後輩を手厚くサポート。
- ふぉ〜ゆ〜
2017年10月1日にジャニーズJr.を卒業し、ジャニーズのユニットとして活動を始めたと一部報道により伝えられる。2018年3月13日ジャニーズ事務所公式ホームページにグループ単独ページが作成される。(Wikipedia)
数多くの舞台出演、ラジオレギュラー、グループでの地上波出演など活動の場を広げる。グループとしてCDデビューせずにJr.卒業となったのはふぉ〜ゆ〜が初である。
2019年4月11日、ジャニーズWeb上の連載(かんじゅ日誌)でジャニーズ事務所所属の"振付師"として活動することを報告。16年間に及ぶジャニーズJr.としての活動に幕を下ろした。同月13日、Aぇ! groupの単独公演で「振付: 林真鳥」の表記が確認される。また振付だけでなく、数々のジャニーズタレントの舞台用暖簾やグッズTシャツなどのデザインも担当。
などなど、、
このように、すでに多くの先輩が、CDデビュー以外のあらゆる形でのJr.卒業の道も示してくれているんです。その点も踏まえた上で、このブログを読み進めていただけたらと思います。
株式会社ジャニーズアイランドについて
ここで一旦今年の1月に発足したアイランド社の概要を確認してみます。
- 新会社設立の背景と目的
ジャニーズ事務所の未来のスターを育てるべく、ジャニーズJr.の育成と彼らの作品や公演をプロデュースしていくジャニーズグループのプロデュース会社として、設立することになりました
(Johnnys &Associates 公式HPより)
またメディアへの滝沢氏のコメントより、
「今まではCDデビューが主な形だったけど、配信デビューも一つの手段。彼らのデビューの夢をかなえたい。
________ユニットをブランド化してJr.の枠外で活動できるようにしたい。アジアやアメリカ圏内も視野に入れています。
_______ジャニーズJr.という枠にとらわれず、それぞれのグループにブランド力をつけられるようなライブにしたい」
こちらは1/17の記事を引っ張ってきたものです。約半年前の新社長としての公約とも言える言葉ですが、着実に実現されてきていることがわかります。配信デビューの形には、ファンの間でも物議が醸されていましたね。
そして、こちらは5/27の東京ドーム公演に関するコメント
「(東京ドーム公演を目標に掲げ、)自分自身覚悟を持って、ここに持っていこうと半年間走ってきた。数か月彼らを見てきて、今のJr.には東京ドームに立てるパワーがある。絶対にいけるなと思った
_______Jr.のお披露目の時間にしたい。俳優業をしているJr.もいるので、スケジュールの合う人は全員出ます。今の時代のジャニーズJr.を見せたい。
_______僕たちが見た景色を見てほしい。ここがゴールではなく、ここから始まるという1日にしたい」
これだけの熱を持ってJr.をプロデュースしてくれる大人がついてるってことがどれほどありがたいことなのか…😭
ただ、きっと滝沢さんが描く未来は、Jr.であるタレント自身に目を向けたものではなくて、「Jr.」という存在が輝く世界なんだろうなぁと思いながら。
Jr.ブランドとは
では、度々滝沢氏の口で語られる「Jr.のブランド化」とはどういうことなのでしょうか。まずデビュー組とJr.の活動の幅を比較してみます。
このように並べてみると、もちろん入ってくる仕事の量も違えば、確実に知名度から何から違うのだけれど、それでも
「デビュー組とJr.との差が確実に小さくなってきている」んですよね。
つまりは、Jr.ブランドの確立というのは
「CDデビューこそしていないが、デビュー組と同様の活動を行うことを目指す」
ということなのだと私は解釈します。実際にはJr.ならではの「ウェブコンテンツの充実」なども加わるのだと思いますが……
____でもさ、きっとそうじゃないんだよ。
ただ「CDデビュー」の境界を越えたいだけなんだよ。
それは、一種の虚像のような、概念的なものであって。CDが売れない今の時代、もしかしたら、そこに実質が伴うかは実はあまり問題ではないのではないかなって思ったりもして。
もちろん、CDデビューをすれば確実に待遇も大きく変わるでしょうし活動の幅も大いに広がると思います。
でも、一番彼らが欲しているのは
「華々しくデビューをした」という実感。
いくら今後(CD関連以外で)デビュー組と同様の活動を行えるようになったとしても、デビューの前身的立場のJr.であることに変わりはないんですよね……
デビューを目指すということ
ここ最近のJr.における地上波の露出の多さ(特にゴールデンタイムのバライティなんかは)トリニク、有吉ゼミなどに見られるいわゆる「ジャニーズ枠」の出演に、デビュー数年の若手グループみを感じます。実際、ジャニーズWESTやSexy Zoneなんかも、音楽番組以外だとドラマ出演とその番宣を兼ねるバライティ番組等でじわじわと世間的な知名度を上げていったイメージがあって……。
でも、彼らが歌って踊ることを本業とするアイドルである以上、
かっこいいPVを撮って、
メジャーで売り出して、
オリコンチャートの連続記録を狙って、
音楽番組にも多々出演して、
ってそういうことを夢みるのは当然であって。
その、まぁある種の目的地のようなものを早々に奪ってしまうのはいかがなものかと、私は思うわけです。
このまま世間的にもJr.ブランドが確立していけば、デビューしなくともデビュー組と同様にお仕事が入ってくるようになれば、彼らの掲げる「CDデビュー」の夢はどこに求めればいいのでしょう?露出が増えることは本当に嬉しいことで、そこが揺るぐわけはないのだけれども、じゃあその先は??
真っ直ぐに向けられたレールならば喜んで真っ直ぐに応援するけど、どうやらそうではないらしい。
Jr.のまま完結させようとしているならば、終わりのない世界を、指針のない世界を、歩き続けることの辛さやしんどさは誰がわかってあげられるのだろう。もちろんデビューが最終的な目標なんかじゃなくて、ただの通過点ではあるものの、しかし、CDデビューをすることが一種の保険じゃないけどとてつもない安心感に繋がることは確かです。だからその中で、華々しくCDデビューしたわけでもない、デビューを目指すわけでもない、宙ぶらりんなまま、中途半端な立ち位置を確立させてしまうのは、酷ではないのかと私は感じてしまうんです。
また、このままJr.のブランド化が進んでぬるっと知名度だけが上がっていってしまうと、(そんなことはないのだろうけど)CDデビューをしたときの「意外性」「インパクト」「衝撃」がどこか欠けてしまうのではないか、価値が下がってしまうのではないかという一抹の不安もあって。
彼らが目指す道はデビューなのか
わたしのスタンスは、「彼らの夢」を応援することです。彼らが「デビュー」を夢見るのならわたしもデビューに向けおんなじ気持ちで応援して行きたいですし、またほかの夢を掲げるのならば、その世界を一緒に見るために全力でサポートして追い求めて行きたい所存です。
完璧に私の主観なのですが、最近のJr.はあまりデビューを頻繁に口に出すことをしなくなってきたように感じていて。
川島如恵留「昔から明確な将来の夢ってないんですよ。言葉を選ばずにいうと『デビューしたい!』という目標をジャニーズJr.は持つべきなのに、それも他の人と比べて薄いかもしれない。
______結局のところ、僕の目標は “魅力ある人間” なんです。それって必然的にデビューに繋がるくらいの輝きを持つはずだと思うんです」
(5/29発売テレビジョンより)
きっと、本人たち自身も模索中なのかもしれない。滝沢氏が描く未来は、前例がない上に明確な道はまだ見えない。
アイランド社ができて滝沢さんはきっと、増えすぎたJr.そして、これからもどんどん増えていくであろうJr.の新しい形を模索していて。辛いけど、今いる300人ほどのJr.全員をデビューさせることなど不可能なんですよね……。だから、デビューを目指す視野に入れた前段階的なものであることには変わりはないが、デビュー以外の道も示している感じがして。そのためにも今は地盤作りとして「Jr.」自体の価値を高めているのではないか。
彼らの今までの努力を尊重して、実力を見出してくれる。
それは素直にとっても嬉しいことだし、異論も反論もない。
デビュー組でさえ仕事が回らなくなっており、不安を抱える今、この乱立したジャニーズグループの中で頭一つ抜けることがどれだけ大変なことか。そんな中でこんなにも、Jr.を外へ売り出すために沢山の大人が動いてくれて。
結果、私の中で結論は出ませんでした。わからないんですよ。このあと、世界がどう回っていくのかなんて。
_______でも結局のところは、私がこうあーだこーだ考察している間にも、
彼らは夢に向かって真っ直ぐに無我無心に走り続けているんだよなぁって。
己の信ずる道を突き進む男たちは本当にかっこよくて。
それぞれの場所で、
それぞれの分野で、
腹くくって頑張ってるんだもん。
私が考えていることなんて、杞憂に過ぎないんですよね。
余計なことは考えずに、彼らを信じて、応援し続けることが一番彼らのためになるから。
彼らの夢の実現のために、ただ今ある目の前にあるお仕事一つ一つに全力で声援を送るのみなんだよなぁって。
私の大好きな中村海人くん、そしてTravis Japanへ。
いつも、勇気を元気を希望を幸せをくれて感謝しかありません。出会えてよかったと心から思います。あなたが追う夢の実現に少しでも貢献できればと。そう強く思っています。
そして、ジャニーズ事務所に所属する全てのJr.へ。
ジャニーズに身を委ね、青春を捧げてきた君がこれから先歩む人生そして君の思い描く未来が輝かしいものになりますように。
今後のご活躍を心より応援しています。