ジャニーズセンター論 〜宮近海斗と西畑大吾にみるセンターの在り方

 

 

 

 

 

これを言うとあらゆる方面に失礼に当たるかもしれない。

もちろん、宮近くんは宮近くんだし、西畑さんは西畑さんだから、不快な方は目を瞑ってほしいんだけど、

 

 

 

 

宮近くんと西畑さんのセンター力はなんだろう、

「強さ」がずば抜けていて、

どこか似たものを感じてしまうのです。

 

 

 

今回、ジャニーズグループにおけるセンターとしての在り方を「ジャニーズセンター論」と題し私なりに考察してみました。

 

 

 

 

はじめに

まず、センター論とは対照的に……、

天下の嵐はというと5人が5人センターを張れるオーラと実力を兼ね備えていて、誰がセンターでも違和感がない。

そういったグループこそ最高だという人もいれば、今回私が取り上げるように圧倒的センターがいて統率が取れているグループこそ最高だと思う人もいるわけで。

どちらが優れているとか決してそういうことではない、ということを念頭においていただければと思います🙇‍♀️🙇‍♀️

 

 

 

 

 

センターと言えば

比較対象として例を挙げると、

圧 倒 的 顔 面 力。ふまけん、聡マリという強烈すぎるシンメ2ペアに挟まれるしょりぽんをこう呼ぶことにします

センターらしくないと散々言われる彼ですが、彼こそセンターだと私は声を大にして言いたい!彼の周りには自然と人が集まってくるっていうイメージ

  • 山田涼介【孤高のエースタイプ】

絶対的エースでありながら誰よりも「グループ」を意識する山田くんは今回取り上げる宮近くん西畑さんに感覚的には近いかもしれない

  • 橋本良亮【グループの象徴タイプ】

紛うことなきメインボーカル。はっしーを後ろからお兄ちゃん4人が支える、といった構図はVanilla大好き芸人寺西拓人の語るそのイメージそのもの。天才か

 

 

 

 

 

フォーメーションの視点で見てみると、(これはもう完全に私の勝手なイメージと好みなんだけど)

 

ジャニーズWEST

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Travis Japan

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なにわ男子

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というように一口にセンターといっても、多種多様な形態があって。

 

 

 

 

 

て、以上を踏まえた上で、宮近海斗さんと西畑大吾さんに焦点を当ててみます。

今や絶対的エースとして知名度も然り、

パフォーマンスも然り、

数多くの個人仕事もこなし、

それぞれのグループを引っ張る立場の2人ですが。

グループ乱立期の現在のJr.界隈において、たった1人の固定の絶対的なセンターがいるグループはそう多くはないじゃない。特にその中でも一線を期しているといいますか。それぞれのグループにおいて、彼ら以外に「赤」は当てはまらないほどエースの立ち位置を確立させているんだよね。それって一見当たり前のようで、まったく当たり前ではなくて。

 

 

 

 

センターに「なる」

ただ、2人のセンター力はバックグラウンドが違うから、根本は全く違うんだよね。紆余曲折あったじゃない。それぞれに物語があり、覚悟がある。

 

 

西畑さんの場合、彼はもともと「赤」を担うポジションではありませんでした。

ジャニーズWESTのお兄ちゃんたちのもと、6人で冠番組を持って頑張ってきた「なにきん」時代。ジャニーズWESTのデビュー、ツッコミ担当の彼は事務所を去り、エースの2人は東京へ。そして、程なくして文ちゃんも松竹座から姿を消した。

確かに繰り上げでセンターになったと言われても当時、どこか否定できない部分はあったのかもしれない。でも、焼け野原とまで言われた時代をここまで引っ張ってきたのは紛れも無く彼だった。康二くんと背中合わせで歌う彼が大好きだった。関西の不動のセンターは間違いなく彼だった。

そんな関西Jr.も、この半年で驚くほどに変化した。2019年4月。関西Jr.は4人、少なくなっていた。Ride On Time、あけおめ魂の舞台裏で見せた涙。それでも、流星の背中を押して笑顔でステージに立った彼は強かった。

「環境が変えてくれる」そう龍太くんは言ったけど、多分彼もそうなのだと思います。彼は誰も真似し得ないセンターとしての圧倒的な力を他でもない、努力で掴み取ったんだよ。

彼はセンターに「なった」んだよ。

 

 

 

 

一方、宮近くんの場合、私が好きになった時、彼はすでに圧倒的なセンターでした。しかし、彼もまた、初めから不動のセンターだったわけではなくて。

(新規である私なんかが語れることではなく出来合いの言葉になってしまいますが、)彼は最強だったシンメを失い、大好きな「ダンスの上手い友達」もトラジャを去った。9人だったTravis Japanはいつのまにか5人になっていた。皆んなで担ってきた0番を、彼は一人で背負うことになった。彼は唯一無二のエースになった。そして、新たに松松を加え、7人でステージに立ち続けて。私には想像もつかないくらい重たい、とても大きな重圧を乗り越えてきたんだなぁと。

私はセクバ時代の彼を知らなくて、SNSや文献に頼るしかないのですが、「TravisJapanから派遣」というスタンスを崩さない宮近くんのエピソードを読んだ時、こみ上げる思いがありました。

 

最近の彼らはというと、

メンバーがとにかく宮近くんを大好きすぎる。

信頼と実績の宮近海斗に全幅の信頼を寄せていることが伺えてものすごく微笑ましい。

「宮近がそういうなら」

そうやって全部肯定しちゃうんだもの。

でもわかる。宮近くんの言うことなら全部信用出来ちゃうんだよね。もはや洗脳?宗教?詐欺?

 

本当にすごい。宮近くんのすごいところは、彼がどこにいてもセンターであること。

後ろを固めるのがトラジャのメンバーでなくとも、彼が0番に立てば即座にフォーメーションが引き締まる。彼がセンターに「なる」。

残念ながら1人夢ハリを拝むことはできませんでしたが、きっとあのオーラでTravis Japanとしてステージに立っていたことでしょう。

本人が思ってる以上にあなたは堂々としてるし、間違いなくトラジャの顔だし、不動のセンターです。

 

 

 

 

 

センターとしての在り方

幾重もの変化を経験してきた彼らは恐いくらいに肝が据わってて。

彼らの強い瞳に魅せられる。

圧倒的なパフォーマンスに引き込まれる。

センターに立つ彼らは、

覇気が違う。

オーラが違う。

存在感が違う。

そして、覚悟が違う。

彼らのセンターとしての風格は容易に真似できるものではありません。

俺がこのグループを守らなくちゃ、俺はこのグループを守りたいんだっていう強い意志がこちらサイドに痛いほど刺さってくる。

 

さらに興味深いのは、先頭に立ってグループを牽引しているのは確かにセンターである彼らなんだけど、対メンバーだと特段引っ張って行ってるわけではないんだよね。むしろ、自分よりメンバーがより輝くようにトークを回したり、いつでも自分は後回しで。

グループを組む上で、キャラ立ちは誰もが意識することだと思いますが、

驚くほど周りが見えていて、

機転が利いて、

あらぬ方向へ行ってしまいそうなとき釘をさす言葉をメンバーに言うことができて、

上にグループとしての意思を伝えることができて、

軌道修正できる客観的な視点も持ち合わせている。

そんな宮近くん、そして西畑くんがセンターで本当に良かった。

 

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(サンデー毎日2019年3/17号より)

宮近「メンバーの均衡を保つこと」

 

グループって不思議なもので。

ジャニーさんの一声で何の関わりもなかった少年たちが人生を共にしていくわけです。

ボケたがりもいれば、天然もいるし、出たがりも、引っ込み思案もいれば、繊細な人だっている。

センター≠リーダーだから。現に、なにわのリーダーは紛れもない大橋くんです。大橋くんは一見リーダーらしくないかもしれないけど、みんなに愛されてる彼は誰よりリーダーにふさわしい人材なのだと思います。(本人たちも、しっかりしてる西畑くんや丈くんが二番手で支える方がいい、と言ってますしね)

一方で、宮近くんはセンターかつリーダーとしての役割も担ってるわけです。リーダーにはリーダーとしての役割がある。宮近くんはその役割を、均衡を保つことだとおっしゃっていて。最近の配信動画で特にそれが垣間見えます。企画が停滞してしまった時に機転の利いた提案をするのは彼ですし、絶妙な空気になった時に沈黙を破るのもたいてい彼です。

つまり何が言いたいのかと言うと、

リーダー像、そしてセンター像というのは、

そのグループごと違っていていい。

むしろ、そうあるべきだと思うのです。

 

 

 

 

 

最後に

いくら個人仕事を重ねても、彼らの意思は常にグループにあって。なにかグループに還元できればと。そんな姿勢で仕事に取り組める人ってそうそういないと思う。

彼らはブレない。

揺るがない。

どこまでもグループ思いで、真っ直ぐで。

だからこそ「この人に任せておけば大丈夫」といった絶対的な信頼を寄せることができる。

グループを支えるその一本の柱が強ければ強いほど統率がとれるし、そのグループは何倍にも大きくなっていける。

 

もしメンバーがふらついてしまっても大丈夫。彼がきっと、必ず、引き戻してくれる。手を引いてぎゅっと引き寄せてくれる。

もし旅立つ仲間がいても大丈夫。最後の最後、力強く背中を押してくれる。彼がいるから、安心してグループを旅立つことができる。でも、本当は旅立たないでほしいんだ、と淋しさをにじませて舞台の裏で涙を流す。そして、スポットの下では「大丈夫だからね。ついてきてね」とファンを驚くほどに安心させる。

彼らの責任や重圧は本当に計り知れません。

 

 

グループの代表を担う場面が非常に多い彼ら、背負い込み過ぎていつか破裂してしまわないか心配でなりません。

もっと周りを頼ってもバチは当たらないよ、、。

でもきっと私が心配するまでもなく、そんな壁なんてとっくにぶち破ってて。

きっとまた今日も彼らは平然とやってのけるのだろうなぁ、と思いながら。

 

 

 

 

 

 

 

以上、しがないジャニヲタのジャニーズセンター論でした。

あくまでも個人的な見解なので、不快に思う方いらっしゃったら申し訳ないです。。

 

 

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